医薬品の輸出入の現状

輸出

2011年(平成23年)の医薬品輸出金額は1,384億円

金額面では米国への輸出額が40%を占めていますが、伸長率では中華人民共和国への輸出が対前年約120%と著しくなっています。


輸入

2011年(平成23年)の医薬品輸入金額は2兆5,313億円

ヨーロッパからの輸入が60%を超え、米国からの輸入が約19%を占めています。


輸出入のバランス

過去から輸入超過の状況が続いており、差額は年々増大しています。


日本での製品化はコスト面から非効率です。

そのため国内企業は海外で流通する分についてはより効率的に製品化できる場所に製造設備を備えようとしています。

そのため輸出量が少なくなることに繋がり輸入超過となっています。


国外の企業も海外で製造したものを日本に製品として輸出するという手段をとり、日本の医薬品市場において外国資本企業の医薬品の比率がますます高まっていくことが想定される現状では、輸入超過傾向はますます高まっていくと考えられます。