ドラッグ・ラグの問題と対策

ドラッグ・ラグの問題

世界のどこかで承認されて患者に使われている医薬品が自分の国では承認されておらず、患者に使われていない状況のことをドラッグ・ラグといいます。

日本ではドラッグ・ラグが大きく、患者は治療の機会を損失しています。


ドラッグ・ラグの要因

一番大きな要因:
治験に着手する時期が遅いこと

その他の要因: 
治験などの開発期間が長いこと
承認審査に要する時間が長いこと


日本の薬価制度では、新薬の薬価が必ずしも十分に価値を反映したものになっていません。

さらに特許期間中でも薬価は必ず下がり続けるしくみになっているということがドラッグ・ラグの問題に繋がっているとの認識に立ち、国は、2010年(平成22年)から新薬創出・適応外薬解消等促進加算を試行的に導入しています。