社会保障制度とは
日本国憲法第13条には「すべて国民は、個人として尊重される」と明記されています。
つまり憲法には人権に関する包括的な規定があるのです。
国は国民に対し個人の生存などに関する社会保障制度を国の責務として日本国憲法第25条に規定しています。
25条第1項
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する
社会保障制度は、国民の生活を支える社会基盤として年金・医療・福祉その他の給付を社会保険、公費負担あるいは公的扶助の形で行うことにより、国民のセーフティネットとなっています。
個人の生涯と社会保障
日本の社会保障は、国民のあらゆるライフステージにおいて、セーフティネットとして機能しています。
医療
- 医療保険制度によってカバー
- 一部負担金についても、高額療養費などの給付対象
児童、ひとり親家庭、障害者などのハンディキャップをもつ国民は、社会福祉制度により支えられています。
児童の健全な育成や子育て支援には、児童福祉法による福祉サービスが提供されます。
所得保障
- 老齢年金、障害年金、遺族年金などの年金制度
- 失業した際の雇用保険
就労中の業務上の疾病や障害
- 労働者災害補償保険
就労ができず、自力での生活に困窮した場合
- 生活保護制度