DPC制度のしくみ
急性期入院医療の診断群分類に基づく1日あたりの包括評価支払い制度をDPC制度といいます。日本のDPC制度は、日本型DRG/PPSともいわれる独自の制度で、診断群分類により定額報酬算定を行います。
DPCにおける診療報酬額は包括評価部分と出来高部分で構成されます。
包括部分においては、患者の疾病と医療サービスとの組み合わせごとに、1日当たりの医療費が決まります。
患者の疾病は、退院時に医療資源を最も投入した傷病名により決定されます。
クリニカルパスを導入して運用された結果、病床の稼働率が向上し、患者の入院日数が大幅に短縮されています。
DPC対象病院は年々増加しています。
2011年には、1449の病院がDPC対象病院となりました。
包括評価部分の点数算定方法
包括評価部分は、- 診断群分類ごとの1日当たり点数に
- 医療機関別係数(基礎係数+機能評価係数Ⅰ+機能評価係数Ⅱ+調整係数)を乗じ、
- さらに在院日数を乗じたもの