医療法


医療法の目的

目的は国民の健康の保持に寄与することです。

憲法第25条で謳われた健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を医療において具現化するために、医療の基本となる法律として、医療を提供する体制を定めています。




医療関係者の責務

医療法において、医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療従事者は、医療の担い手として医療を提供することが定められています。


努力義務
  • 生命の尊重と個人の尊厳を守るという理念に基づいて、良質かつ適切な医療を行うこと
  • 適切な説明を行って医療を受ける者の理解を得ること(インフォームド・コンセント)
  • 適切な他医療提供施設を紹介し、診察や調剤に関する情報を共有して、医療提供施設相互間の機能の分担・業務の連携につとめること


義務
  • 病院または診療所の管理者は、患者が退院した後も療養が必要であれば、医療・保健・福祉の連携を図り配慮すること
  • 医療提供施設の開設者および管理者は、その建物や設備を他医療提供施設の医療の担い手のための研修利用に配慮すること